「全米最優秀女子高生」を決める大会で優勝したスカイ・ボークさん。
全米の女子高校生が知性や才能、リーダーシップを競う大学奨学金コンクールで、全米の高校生が贈られる最も名誉な賞の一つです。
さらに、この歴史ある大会でアジア系の高校生が優勝したことは、本当に珍しかったため全米で注目を集めました。
全米最優秀女子高生スカイ・ボークさんを育てた母親、ボーク重子さんとはどのような人なのでしょうか?
子育てをしている人は気になるところですね。
母親のボーク重子さんがどのような経歴を持ち、どのような子供時代を過ごしてきたのかをまとめてみました。
ボーク重子さんのプロフィールとは?
現在年齢52歳。
大学卒業後、外資系の企業に就職しましたが、アートを学ぶためにロンドンの大学院に留学。
無事に現代美術史の修士号を取得。
南フランスで出会ったアメリカ人の夫(ティムジョセフ・ボーク)と結婚したことをきっかけに1998年にワシントンDCに移住して出産。
2004年ワシントンDC初めてのアジア現代アートのギャラリーをオープンし、数々の著名人を顧客に持つトップギャラリーへとなりました。
また、アートを通じての社会貢献が評価されて、ワシントンの美しい25人に選ばれました。
ボーク重子さんの子供時代
ボーク重子さんの母は、行けば間違いなく成績が良くなるという有名な英語塾を経営していました。
重子さん自身も成績が良く中学校2年生までは真面目に勉強していました。
しかし、その頃心が折れてしまった重子さん。
周囲の期待に応え続けることに、急に怖くなってしまいました。
何もしなくても、「やればできるのに」と思われる方が楽だと思い勉強をしなくなったのです。
なんとか高校に進学し、そこで興味を持った音楽でバンドを始めたのですが、教育熱心な両親からは応援されませんでした。
「世界最高峰の子育て」には、そんな重子さん子供時代が反面教師になっているのかもしれませんね。
ボーク重子さんの理想の親
次のようなインタビュー記事があります。
一部をご紹介します。
学校でも受験に必要な学力というひとつの物差しだけで周囲と比較され、当時の私には自信とか自己肯定感といったものは一切感じられませんでした。だからこそ、私は子どものパッションを支える親になりたかったし、アメリカに行ってそんなママたちにすごく共感できたんですよ。
子育てで大切なこと
ボーク重子さんが子育てで大切にしてきたことは「子供をありのまま認める」ということです。
ボーク重子さんの子育ては学校から帰って、習い事や塾にと大忙しの日本の教育を考えさせられます。
子供がやっていることが、どんなに遠回りで、親がもどかしい気持ちになろうとも、親は温かく見守るというスタンスが大切だということです。
親は子供のためと思い「ああしなさい」「こうしなさい」とつい口を出してしまいがちです。
しかし、親が満足する子供の人生ではなく、子供自身が幸せだと思える人生になるように応援していきたいということです。