よく耳にする『自己肯定感』最近では、この自己肯定感が低い子供が増えているように感じます。
自己肯定感が低い子と高い子は何が違うのでしょうか?
この自己肯定感は、人が生きていく上で物事に積極的に取り組む意欲や、幸福感にも大きな影響を与えます。
子供が将来、前向きに幸せに生きていくためには自己肯定感を育むことが大切になります。
あなたのお子さんはどうですか?
目次
自己肯定感とは?
字の通り、自分のことを肯定的に評価できる感覚や感情です。
自分のあり方を積極的に評価でき、自分は生きている価値がある、自分で自分を大切な存在だと認めることができることです。
自己肯定感の低い子と高い子
自己肯定感の低い子供の特徴
・あまり自分の意見を言わない
・他人と関わるのが苦手
・自信がない
・劣等感を感じやすい
・すぐにあきらめる
・落ち込みやすい
・積極性がない
・人からどう思われるかを気にし過ぎる
・失敗を恐れて挑戦できない
自己肯定感の低い子は、人の評価を気にし過ぎるため失敗を恐れます。
そのため、自分の意見を言えなかったり、積極的に行動することができません。
自信が持てないので前向きにチャレンジすることができません。
落ち込みやすく、すぐにあきらめることが多いため幸せになりにくいです。
自己肯定感の高い子の特徴
・楽観的思考
・挑戦する意欲ある
・自分と周りの人を比較しない
・自分の意見が言える
・人間関係が良好
・失敗してもくじけず諦めない
自己肯定感の高い子は自己評価が高く、自分に自信を持つことができます。
褒められたことは素直に喜べ、感謝も言葉や態度で表すことができます。
また、叱られても素直に反省し、同じ失敗を繰り返さないための反省ができます。
何事も失敗を恐れず前向きに取り組めるので、自分の力で明るい将来を切り開いていくことができます。
自己肯定感を育てる方法
褒める
親は周りの子供と比較して、子どもの悪い所ばかりに目がいってしまい、つい注意したり叱ったりしてしまいます。
しかし、子供は褒めて自信を持たせる事大切です。
しかし、褒め方を間違えると優越感や親に褒められたい認められたいという、承認欲求を強めるだけなります。
褒めるときは、良い結果だけでなく良い結果を得るために努力したことや頑張った過程を褒めてあげるようにしましょう。
子供は親が、見てくれていたんだという安心が心の支えになります。
子供は、親に褒められることで認められていると感じ、自分を肯定的受けれることができます。
自分で考えさせる・決めさせる
何もかも親が口を出しやってあげていると、子供は一人では何も決めれない、やることもできない意思のない人になってしまいます。
子供に考えさせ、決めさることを繰り返すことで、何事も前向きに挑戦できるようになります。
自分で考え、できたという体験をしていくことが、困難な状況にも負けず、自分ならできると自信を持てるようになります。
また、子供にとって親が任せてくれるということが、自分は信頼されていると自分の存在価値を認めることにもなります。
否定ばかりしない
親は人前で子供のことを低く表現して「~な子だから」とダメな子だと決めつけるような言い方をしてしまいす。
人前で子供の人格を何かに挑戦しようとしたときに、否定的な言葉や態度をとるのは止めましょう。
「どうせ、できないからやめなさい」などと、やる前から否定していると何事にも取り組めなくなり、あきらめ癖もついてしまいます。
子供が何かをやろうとしたときは、「あなたならできるよ」と肯定的に応援してあげましょう。
子供の頃にたくさんの失敗することは子供が打たれ強く生きていくために大切なことです。
子供が失敗した時や上手くいかなかったときに「あなたはダメね」「何でできないの?」などと叱ったり責めたりすると、失敗が怖くて何もできなくなってしまいます。
「次はできるよ!」と声をかけることで、また頑張ろうとポジティブに思えるようになります。
子供の話を聞く
自己肯定感の低い子は、人の目を気にし過ぎてしまうので、自分の意見が言えません。
それは、日頃から親に話を聞いてもらえていないからです。
また、子供の話を否定して、親の意見ばかりを押し付けられた子も自分の意見が言えない子になってしまいます。
子供は話を聞いてもらい、共感してもらえることで安心し親への信頼感も高まります。
自分は大切にされていると思えるのです。
感謝を伝える
家族間で、つい忘れがちな感謝言葉「ありがとう」普段、外では周りに対して言っていると思いますが、家族間になるとやって当たり前という意識から「ありがとう」と言わなくなってしまいます。
しかし、親からの「ありがとう」が子供にとっては一番です。
自分が役に立てている、認められていると感じれることで自分を大切にすることができます。
まとめ
自己肯定感を育んためには、夫婦が信頼関係で結ばれている居心地の良い家庭で、無条件の愛を注ぐことです。
子供の良いときも悪いときも含めた全部を、ありのまま受け入れ、子供の成長と幸せのために、自己肯定感を育んでいきましょう。