子供が人前で何かを発表して失敗したり恥をかいたり競争で負けたり、悔しい思いをして落ち込んだ姿に、胸を締め付けられた経験はありませんか?
しかし、お子さんが悔しい思いをしたのは、最初からお子さんの自らの行動によって決まっていたのです。
運や偶然でたまたま成功したり、勝負に勝ったりすることはあります。
しかし、子供が何かに挑戦して失敗したり、何かの勝負に負けたりすることは、たまたまではなく、共通した原因があるのです。
失敗や負ける原因とは?
準備不足
人前で何かをしようとするときや勝負をするときに、きちんと準備ができていれば、自分を信じて挑むことができ、失敗や負けを減らすことにつながります。
中途半端な準備は、その場の雰囲気にのみ込まれたり緊張やプレッシャーに押し潰されてしまい、失敗や負けを引き起こす原因になります。
また、努力した分が結果となって表れるため、準備不足は努力することから逃げ楽をしようとした結果にしかなりません。
挑戦しようとしていることに「絶対大丈夫!」と思えるほどの準備が出来ていることが自信となり成功や勝率を上げるのです。
過信
練習で少しできてしまったり、少し褒められたりすると「どうにかなる」と現状に満足してしまいます。
少しできたことで、勘違いしてしまうと準備や練習を止めてしまいます。
自分の実力を過信してしまうことは、それ以上努力することを止めてしまうことになり、失敗する原因になります。
思い上がり
あの人よりは上だと得意げになったり、自分にできない訳がない、負けるはずがないと思い上がっていると失敗や負ける原因になります。
今まで、なんとなく上手くいってたからといって、「このくらいで大丈夫だろう」「このくらいでどうにかなるだろう」という根拠の無い自信は足元をすくわれる可能性があります。
思い上がらずに、少しでも不安がある場合は、その不安から逃げずに向き合うべきです。
不安から逃げれば、失敗や負けは避けられないです。
最後に
失敗や負け、恥をかいて悔しい思いをしたり惨めな思いをすることはマイナスな面ばかりではありません。
むしろ、そういう思いをした子供は大きなチャンスを得ているのです。
失敗は成功のもとと言うように、いかに気持ちを切り替え、乗り越えるかが成長のカギとなります。
しかし、失敗や負けによって心無いことを言われたり、嫌がらせを受けたりイジメになってしまうケースもあります。
その子の性格やそのときの場合にもよりますが、チャレンジに向けて調整できるように親が助言するのも一つの手段です。
そうすることで、子供自身も具体的に取り組むべき問題が見えてくることもあり納得いく準備ができるでしょう。
子供が失敗したり負けてしまったことを気にしているようならば、次のチャレンジに前向きに取り組めるように、原因を知り努力することで次は大丈夫だと自信を取り戻せることが、子供のステップアップにつながります。
親が悔しいからと、子供が同じように悔しいとは限りません。
親も感情的にならず、親は親、子は子で違う人生を歩んでいるということを認識した上で子供が望む人生を見守り応援したいものです。