先日、たまたま目にした動画で涙がこぼれました。
平成30年度近畿大学卒業式で、スペシャルゲストとして登場し、卒業生に送られたスピーチに子育てをしている主婦ですが心を揺さぶられたのです。
それは、このスピーチが子育てと考えることで、子育てにも大切なことだなと思ったからです。
登場したときは、あまりに軽くて「あれっ?卒業式なのにこんな感じなの?」と、思った瞬間、西野さんのスピーチはすでに始まっていたのです。
今、この時をどう過ごすのか?生きるのか?
しら〜っとした学生に西野さんは問いかけました。
「誰かが世界を変えてくれるのを待つのか、それとも自分で世界を変えるのか?」
この場をしれ〜っとして終わるのか盛り上がって終わるのか2つの選択肢がある...
「決めるのはあなた方です。」
そして、学生たちは盛り上がるという答えを出して行動しました。
2択つの選択肢を与え自分で考え行動させた西野さん。
子育て中にもこういうところがありますね。
子供をガミガミ叱ったり、注意するだけじゃ変わらない。
選択肢を与え自分で答え出して行動させる…大切ですね。
そして、再登場した西野さん。あれだけ会場をあおっておいて、何を話すのかとかなり期待していました。
えっそんな話?全く締めが見えてこないので、ん?と思っていた所、素晴らしい展開に…
私の心に突き刺さった最後の4分間
「僕たちは過去を変えることはできる。」
これは、我が家の話ですが、子供が不登校になりました。
原因は色々要因が重なったとこに、よくある嫌がらせってやつですね。
うちの子は小説家になりたいらしいです。
そこで、「このネガティブな経験を作品に活かしたら、登場人物のリアルな感情も書ける。人の心を動かすような作品が書けるかもしれないね。」と、話し合ったところ子供は吹っ切れました。
そこから、子供も変わりました。きちんと自分と向き合い、学校生活も変わり「今日もネタ探してくる」と毎日を楽しむようになりました。
そんな過去があった私は「まさに、まさに」と頷きながら、スピーチを見ていました。
「僕たちは今この瞬間に未来を変えることはできないけれど、過去を変えることはできる」
失敗なんてないから挑戦しよう
「失敗はその瞬間に止まってしまうから失敗なので、失敗を受け入れてアップデートして試行錯誤して、成功するまで続けてしまえばあの時の失敗が必要であったことを知る。理論上、失敗なんてこの世の中に存在しない」
「失敗なんかしないから、挑戦してください」
最初から上手くやりたいし、失敗なんかしたくない。失敗することを恐れて、いつも動けない自分がいました。
しかし、思い当たることがいっぱい出てきて考えました。
大人になっても母親になっても、失敗することや間違えることはたくさんあって…
親になることも子育ても、初めて経験することばかりなのに、失敗しちゃいけない。
出来て当たり前みたいなところがあって…
苦しい思いをしてきましたし、まだまだ失敗もたくさんあり、葛藤することも多いです。
今、どんな顔をしていますか?
私が子供の頃、自分の母親が難しい顔をしてたら気を使ったし、気持ちも沈んだ。
反対に、笑顔の母親や生き生きと楽しそうにしている母親を見ると私は嬉しくなったし前向きになった。
今の母としての私は、どうだろう…私が子供頃、苦手だったあの難しい顔をしてる…
子供に理想を押し付けるのではなく、私自身が前向きにチャレンジすること、生きることをやっていかないとです。
報われない時間は誰にでもある
「時計の長針と短針は1時間に1回重なるようになっているけど、11時台だけは重ならない。次に重なるのは12時、鐘のなるとき。鐘のなる前は報われない時間があるということ。人生における11時台というのは必ずある。でも大丈夫、時計の針は必ず重なる」
子育ても、よく11時台が訪れます。
報われない時間…
赤ちゃんの夜泣きも、その時は頭おかしくなりますが次期に終わります。
抱っこ紐で体が痛くても次期に子供は1人で歩けるようになります。
魔の2歳も次期に終わります。
自分でご飯を食べれるようになります。
外食も楽しくできるようになります。
自分で学校へ行くようになります。
子供が失敗することも落ち込むこともあります。
不登校になることもあります。
でも、時計の針は必ず重なってきました。
だから、親も立ち止まらずに子供と一緒に少しずつでも前に進んでいれば報われるはずです。
こちらの作品、子供と一緒に読みたいとポチりました。(すっかり西野さんのスピーチに誘導されましたね 笑)
西野亮廣さんはビジネス書も出版されてこちらも面白いし、話も上手い!引き込まれます。
大学生に向けたスピーチでしたが、子育てをしてる方にも必見のスピーチでした。