【思わず泣いた】千原ジュニアの中学時代。不登校対応の参考になった

以前、「サワコの朝」に千原ジュニアさんがゲストで出演されていました。

何気なく見ていたのですが、中学生の頃の不登校だった話にグイグイ引き込まれていきました。

なぜなら、私の子供も過去に不登校を経験したからです。

そのとき話されていた内容が千原ジュニアさんの書いた『14歳』という本の内容で、もっと詳しく知りたいと思った私は、読んでみることにしました。

これが思った以上に良くて、子供が不登校だったときの過去の私に教えてあげたい内容だったので、紹介してみたいと思います。

具体的には、

・不登校の子供を持つ親

・不登校の子供自身

・やりたい事が見つからなくて、もがいている人

に、特におすすめの内容です。

私の不登校対応【失敗談】

子供が不登校になると、親は原因を探そうとします。

私も、原因が分かれば解決できるんじゃないかと質問攻めにしました。

「いじめられてるの?」
「勉強が嫌なの?」
「何か嫌なことあったの?」
「どうして学校行きたくないの?」

学校に原因がないなら、子供自身のメンタルが弱いんじゃないかとか、適応障害なんじゃないかとか、色んな原因を調べて考えて考えて、子供と話し合いました。

しかし、原因らしきものは見つかりませんでした。

私は早く学校へ復帰できないと授業に追い付けなくなるのでは…高校に行けなくなるのでは…という心配から、1日も早く学校へ行って欲しいと焦っていました。

何度も話合って、何が原因かを見つけようとしている私に子供は余計に追い詰めら大泣き。

そんな子供を目の前にますます、どうしていいか分からない自分に嫌気が差して、私自身も追い込まれていきました。

今、この一連の流れを見返しても嫌気がさします…

不登校になった子供に対して完全に失敗な対処法ですね。

私に『14歳』は関係ないと思っていた

千原ジュニアさんが本を出していることを知ってる人も多いのではないでしょうか?

私も知っていましたが、正直それほど千原ジュニアさんに興味がなく、なんとなく自分とは関係ないような内容だと思っていました。

でも、今回読んでみて、「もっと早く読めばよかった…!!」と感じた内容でした。

今では、スベらない話をたくさん持ち、笑いをたくそん与えてくれる千原ジュニアさんですが、こんな過去があったんですね。

千原ジュニア『14歳』が不登校対応の参考になった

千原ジュニアさんの『14歳』は、自分の子供と関係ないようで深く関わる内容だったと思います。

うちの子は女の子ですが、『14歳』を読んで「分かる、分かる」と共感していました。

「不登校だったあの頃に読みたかったね」と私も子供も感じた1冊でした。

不登校じゃなくても、反抗期の子供を持つお母さん、ぜひ読んでみてくださいね!

『14歳』あらすじ

千原ジュニアさんが中学生時代に不登校になり引きこもりに。

そんな子供の理解に苦しむ両親。

千原ジュニアさんを理解し支えになった祖母。

不登校・引きこもりが終わった兄との出来事。

14歳を毎日、不安や焦り、苛立ちの中で過ごしてきた日々が赤裸々に綴られている。

答えが見つからない子供が不登校だった頃

自分に起きてる出来事(子供が不登校)を客観的に見ることができれば、冷静に受け止めることができたと思います。

不登校の子供みんなに当てはまるわけではありませんが、千原ジュニアさんが不登校の頃に感じていたこと、子供が親へ感じていること、子供に親ができることを客観的に視て感じることができる本でした。

なぜ、不登校になったのか?から始まり不登校を抜け出したまでが書いてありますが、飾らない言葉と共に繊細で不器用で今にも張り裂けそうな感情が溢れていて胸を撃たれ、涙しました。

kasa
不登校という現実に対応する能力もなく解放されることばかりに囚われていました。
こんな視点があったんだと分かっていれば、子供の想いにきちんと寄り添うことができたはず。

とこの本を読んで後悔しました。

原因がわかれば、どうにか対処できると考えてしまいがちですが、子供には不登校の原因と決めつける理由を具体的に言語化できない場合もあるのですね。

不登校の子供だけではなく、繊細で傷つきやすい思春期の子供の母親として、考えさせられる部分がありました。

こんなにも先のストーリーが気になり、一気に読み進めた本は久しぶりでした。

過去の私におすすめしたい1冊が、誰かの役に立てれば幸いです。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする