可愛い赤ちゃんが産まれ幸せいっぱいなはずの家庭に突如襲ってくる夫婦の危機「産後クライシス」という現象をご存じですか?
「産後クライシス」は離婚の原因になることもあります。
出産準備やベビー用品の準備と共に「産後クライシス」を防ぐ準備もしておきましょう!
「産後クライシス」の原因と予防法をご紹介します。
目次
産後クライシスとは?
産後2年以内に夫婦の愛情が急速に冷え込むこと。
また、夫婦関係が悪くなり、良好な夫婦関係が築けなくなってしまうことをいいます。
産後クライシスの原因とは?
1.産後のホルモンバランスの乱れ
2.睡眠不足
3.肉体的・精神的疲労
4.ライフスタイルの変化
5.パパを理想のイクメンと比較してしまう
産後クライシスの予防法のとは?
ホルモンバランスの乱れを理解する
女性は妊娠中に急増したホルモンが、出産後もとの状態に戻ろうと急激に減少するためホルモンバランスが乱れます。
ホルモンバランスの乱れは、イライラしたり涙もろくなったりと情緒不安定になりやすくなります。
男性には理解し辛いことですが、女性ホルモンの乱れで自分で自分の気持ちをコントロールできなくなり感情的になってしまうということを夫婦で理解しましょう。
寝る時間の確保
ママは出産という大仕事の後に休む間もなく、赤ちゃんのお世話が始まります。
ママは24時間体制で赤ちゃんのことを考え、つきっきりでお世話する毎日を送ります。
数時間おきの授乳やミルク、オムツ替えや抱っこと毎日朝昼晩関係なく24時間フル活動です。
赤ちゃんのお世話により、慢性的な睡眠不足になります。
睡眠不足が続くと人はイライラしやすくなります。
赤ちゃんが寝ている時はママも一緒に寝る! と割り切って寝れるときに寝るようにしましょう。
無理をせずに家事は出来る範囲で
授乳や抱っこ、赤ちゃんのお風呂はかなりの体力を使います。
出産でかなりの体力を消耗しているうえに、慣れない赤ちゃんのお世話に肉体的にも精神的にも疲労が蓄積していきます。
疲労が蓄積する中、家事を出産前と同じようにすることは難しいです。
無理に家事をしようと一人で抱え込まずに、夫や親に協力してもらえる方は協力をしてもらいましょう。
パパや親を頼れない方は、これからの幸せな家庭を続けて行くために、お金はかかりますが家事代行サービスや1カ月だけでも宅食を頼むことをおすすめします。
大人の人とおしゃべりをする
赤ちゃんが産まれると、出産前までは当たり前にできていたことができなくなります。
トイレに行く事、ご飯を食べること、寝ること。
そして、家事をスムーズにこなすこと。
自分の思い通りに何一つできなくなります。
何より、毎日家の中に子供と2人きりの時間が長いので、ほとんど大人の人とおしゃべりをする機会がなくなります。
女性は話しをすることでストレスを発散することができます。
パパが忙しく聞く余裕がないのであれば、母親や友人と電話でもいいのでおしゃべりすると、少しだけでもスッキリした気持ちになれることがあります。
パパはパパ。他人と比べない
ママの中にある、理想のイクメン像を夫に期待し過ぎていませんか?
パパはが父親であることを自覚し、パパが自らの意思で赤ちゃんのお世話をしたり家事をしてくれる。
ママの大変さを理解してねぎらいの言葉や感謝の言葉をかけてくれる。
世の中のイクメンを目の当たりにして、パパに期待し過ぎて想い通りにならずイライラして、パパに当たり散らしていませんか?
イライラして勝手に不機嫌になっても、ママの想いはは届きません。
届かないのではなく、伝えてないからです。
パパも何をしたら良いのか分からないのです。
それくらい言わなくてもわかるでしょ?と思っていることでも、男性は言ってもらわないとわからない生き物なのです。
何をしてほしいのか、何を思っているのかを言葉で伝えるようにしましょう。
まとめ
「産後クライシス」の原因のほとんどは夫婦間のコミュニケーションにあります。
良好な夫婦関係を維持していくためには、夫婦のコミュニケーションが一番大切です。
パパが仕事で疲れてたり、不機嫌なときはママの話を聞く余裕もありません。
そんな時に、いくら言っても分かってもらえず、ますます妻は不満が積もるばかり。
ママもイライラしていると思いますが、感情的にならないように話をしましょう。
「産後クライシス」を夫婦の絆が深まる経験としてポジティブにとらえたいですね。